こんにちは、めぐーるギフトです。このサイトでは、ギフト選びで悩んでいる方へのお役立ち情報を、最新トレンドも交えてお届けします!
手土産を渡す機会は、プライベートでもビジネスでも結構多いですが渡す時のマナーやタイミングが実はかなり重要です。
「ただ渡せばいい」と思っていませんか?それが・・・渡し方次第で、相手を喜ばすつもりが、かえって失礼・迷惑になってしまうことも!?
相手によい印象を与えて、円滑な人間関係を築くために社会人として押さえておきたい手土産の渡し方をプライベートな場面だけでなく失敗できないビジネスシーンについてもまとめてみましたので、どうぞ。
「ここぞという時に恥をかかない」ようにしっかり身に付けておきましょう!
1.手土産を渡す時のマナー【プライベート編】
手土産とは、
「人を訪問するときに持って行くちょっとした物。挨拶(あいさつ)がわりの簡単な土産。」
出典: 三省堂大辞林
とあるように、相手に気遣わせない程度のちょっとしたお土産なので高価である必要はないですが「お招き有難うございます」「会えて嬉しいです」といった感謝の気持ちが伝わるものを持参しましょう。
これは贈り物選び全般に通じますが、相手をよくリサーチ(観察)した上で本当に求められているものが選べたら、ベスト。(ざっくりですが結局はそういうことですね)
訪問先近くで慌てて購入するようなことはないように!渡したものが、ご近所の、相手にとって珍しくもないのものだったら…アウト~です。失礼にはならなくとも「そんな程度か」と思われるかもなので余裕を持って準備しておきましょう。
1-1.渡すタイミングは?ーいつ・どこでー
基本的には、訪問後すぐに玄関で渡すのではなく、「室内に通されて、改めて挨拶した後」がベストタイミング。
玄関では「こんにちは」「お久しぶりです」など軽い会話を交わした後は、靴を脱いだり荷物を室内に運んだり、呼んだ方も呼ばれた方も、せわしい状態です。室内に入って一旦落ち着き、改めてご挨拶した後が手土産を渡すベストなタイミング!
ただ、玄関先で渡す方がいい時も
・アイスや生鮮食品など冷蔵庫で鮮度を保たなければならないもの
・野菜や花などお部屋を汚してしまう可能性があるもの
また、訪問者が複数の場合は、例えば、手ぶらで来た人がバツが悪い思いをしないよう、タイミングを見計らって控え目に渡すなどの心配りが大切。選んだ物やその場の状況に応じて、柔軟に対応できるのがスマートな大人というものです。それと、相手に手土産を渡すまで置き場所に迷うかもしれませんが、原則は「渡すまできれいな状態でスタンバイ」です。和室であれば自分が座っている脇に添えておき、洋室であれば椅子に置いておきましょう。たとえ紙袋に入っていても、洋室の床に置いたりテーブルに置くのは粗雑な印象になるので、気をつけましょう。
渡し方が丁寧に見えるポイントは、ずばり!
・両手で渡す
・手土産の正面を相手に向けて渡す
・間に机などを挟まず、直接向かい合って渡す
基本といえば基本ですが…ショップなどで定員さんが購入商品をお客さんに渡すイメージでしょうか。
和室で渡す場合
①座布団の下座に手土産を置く
②座布団の下座わきに正座する
③紙袋や風呂敷から手土産を取り出し、いったん自分のほうに正面を向けて包装紙やリボンを整える
④時計回りに90度ずつ2回まわして、相手の方に手土産の正面が来るように置き直す
⑤両手で相手の前に差し出す
洋室で渡す場合
紙袋や風呂敷から品物を取り出し、相手の方に手土産の正面が来るように向けて両手で差し出す(※片方の手で手土産を持ち、もう片方で底を支えるようにして渡す)
言葉にすると難しそうですが、「ゆったりとした動作」と「和やかな雰囲気」で行うことを意識するのが大切です。
1-2.手土産を渡す時の言葉って何?
以前は「つまらないものですが…」がメジャーでしたが、最近は謙遜しすぎておかしいという意見も。「つまらないものなんて要らないよ」とか「つまらないものを渡すなんて」と、違和感があるからかもしれません。
おススメの言い回しは
〇「心ばかりのものですが…」
〇「ほんの気持ちですが…」
〇「ありきたりのものですがどうぞ…」
〇「お世話になっております。」
などが自然です。
以上の定型句ではなく、品物やシーンで絶妙な言葉をチョイスできるのがコミュニケーション上級者。
生花 「よろしければお部屋に飾ってください」
飲食物 「お口に合うとよろしいのですが…」
相手の好みの品「例:(甘い)ものがお好きと伺ったので…」
言い回しをほんの少し工夫するだけなので、そんな難しくはないと思います。
決まり文句を使わないことで、柔軟な印象ですし、相手の為に心を込めて用意したのが伝われば(恩着せがましくではなく、さらっと言えればですが)場も和やかに会話が弾みます。
2.手土産を渡す時のマナー【ビジネス編】
他社訪問や取引先との会食などビジネス場面で手土産を持っていく機会も案外多いものです。商談成立や今後にも関係してくるので、ビジネスパーソンにとっては気が抜けませんね。ちょっと自信がない人は、基本的なマナーと考え方をこの機会にさくっと身に付けてしまいましょう!
2-1.渡すタイミングは?-いつ・どこで・誰が誰にー
会社を訪問した場合、通常、応接室や会議室に通されますが、そこで名刺交換を済ませた後の、世間話や雑談のときがベストなタイミングです。会話で場が和んでいるので、自然体で渡せます。到着してすぐロビーや受付などで渡すのも間違いとは言えませんが、バタバタせわしなく、落ち着かない印象です。
したがって、渡すタイミングは、「名刺交換を済ませた後の雑談中」とインプットしておきましょう。そして、1対1の場合は悩む必要はないですが、どちらかが複数の場合、「誰が誰に渡す?」が気になるのではないでしょうか。
この場合、一般的には
「地位の高い人から地位の高い人へ」とされています。
状況別に整理すると
こちら側 1 対 2 相手側(上司・部下)
→ 自分が相手側の上司に渡す
こちら側(上司・部下) 2 対 1 相手側
→ こちら側の上司が相手方に渡す
こちら側(上司・部下) 2 対 2 相手側(上司・部下)
→ こちら側の上司が相手側の上司に渡す
となります。
しかし、渡す方の上司の仕事スタイルによっては部下から渡すよう目配せなどで、合図することもありますので、そこは空気を読んでください。
2-2.手土産を渡す時の言葉って何?
プライベート編でご紹介した言い回しで基本的に問題ありませんが、仕事上の信頼関係を深めるためにはいかに相手のこと(会社)を大切に思っているかが伝わればさらに好印象です。
たとえば、
・(暑い時期に)こちらの塩パイは熱中症対策にもいいと
評判のようですので、皆さんでお召し上がりください。
・(梅雨の季節に)梅雨で蒸し暑い季節ですので、
さっぱりゼリーでもと思いまして。
時節の話題を交えつつ、さらっと気遣いの言葉が添えられたら相手の心に響くのではないでしょうか。
3.その他、気をつけること
3-1.紙袋のまま渡していいのか?
答えは「×」です。「紙袋のまま渡すのは失礼な行為」です。紙袋には持ち運んだ時のほこりや汚れが付着しているので、手土産は紙袋から出し「一番きれいな状態」で渡します。用が済んだ紙袋・ふろしきは、素早く折りたたんでカバンなどにしまいましょう。
3-2お店など出先で渡すときは?
「いつ渡せばいいのか」タイミングに迷うのではないでしょうか?基本は「相手をお見送りするときに渡す」のがベスト。会食などの前に渡してしまうと先方の邪魔になってしまいます。ですから帰る間際に、お礼の言葉とともに渡しましょう。その際は、持ち帰り用の「紙ぶくろ」が必要ですので、「紙袋のまま失礼いたします」などの言葉を添えると丁寧です。
まとめ
ということで、ちょっとした心がけ次第でだいぶ印象がかわってくる「手土産の渡し方」を今回は取り上げてみました。特にビジネスシーンでは、本題の取引や交渉に進む前に、好印象を与えるチャンスにもなりえます。この機会に正しい渡し方をマスターしてみてくださいね。
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