幸せを呼ぶ馬「ダーラナホース(ダーラヘスト)」とは?色の意味と本場の有名メーカーを紹介

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こんにちは、めぐーるギフトです。このサイトでは、ギフト選びで悩んでいる方へのお役立ち情報を、最新トレンドも交えてお届けします!

今回取り上げるのは「ダーラナホース」について。

この言葉、北欧インテリアや雑貨が好きな人にとってはお馴染みのものだと思いますが、皆さんの中には「何それ?」と初めて聞く人もいるかもしれません。正式には「ダーラヘスト」と言います。簡単に言うと「北欧インテリアでよく見かけるあの馬」の事です。

馬?

はい、あのカラフルだったり木彫りの素朴なデザインの、あの「馬」です。

なんでも「幸せをもたらす幸運アイテム」であり、ここ数年日本でもかなり浸透してきました。北欧インテリアに溶け込むその可愛らしさから置物やインテリア雑貨など、きっとどこかで見たことがあるはずだですよ。

 

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ということで本記事では、北欧好きの女性たちの間では、もはや定番とも言える「ダーラナホース」についてまとめました!「幸せを運ぶラッキーアイテム」であり、かつオシャレなのでプレゼントにもおすすめですよ。

 

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1.ダーラナホースとは?ダーラヘストとどう違う?

ダーラナホースとは、

スウェーデンのダーラナ地方で作られている馬(ホース)の置物のことです。

このダーナラホースは英語読みです。

正式名称はスウェーデン語のダーラヘスト(Dalahäst)

つまり、ダーラ(=ダーラナ)地方のへスト(馬)というわけです。

 

ダーナラ地方は、スウェーデンの首都ストックホルムから車で3時間ほどの所にある森と湖に囲まれた美しい自然が広がるエリア。スウェーデン人の「心のふるさと」とも呼ばれています。

そして、ダーラナホースの起源は、18世紀初め頃、木こりたちが仕事終わりに遊び半分で木彫りの馬を作ったのが始まり。

冬の日照時間が短い北欧では、外仕事は早い時間に終わってしまうので、仕事のあと木こりたちはストーブの前で雑談しながら、余った端材で木彫りの馬をよく作っていました。当時「馬」は、材木を運んだり森や畑で従順に働いたりと人々の生活に欠かせない大切な存在。そんな馬を持つことは貧しい木こりたちには難しく、せめてもの憧れの対象として木彫りの馬を作っていたようです。

 

当初は子供達のおもちゃに過ぎなかったですが、次第につくりが精巧になり美しい色付けが施され、今ではスウェーデンを代表する伝統工芸品に。国の内外を問わず多くの人々に親しまれています。世界的に広く知れ渡るきっかけになったのは、1939年にニューヨークで行われた国際見本市(ニューヨーク万国博覧会)でのこと。会場には大きなダーラナホース像が登場し、一躍大人気に。

日本でも昨今の北欧ブームがきっかけとなり、今ではかなりメジャーになりました。特にスウェーデン発祥の「IKEA(イケア)」が日本に登場してからというもの、ダーラナホースはじめ北欧インテリアの知名度がかなり上がったのは間違いありません。そのIKEAにはダーラナホース関連グッズが豊富にあり、それ目当てに訪れる人もいるぐらいです。置物だけでなく柄やモチーフになっていたりと、名前は知らなくてもかなり自然に使われるようになりました。

 

(箸置きやら)

(コースターやら)

(しゃもじまで)

 

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2.色の意味とプレゼントにおすすめなのは?

 

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もともとは装飾も色塗りもない「木地のまま」の素朴なおもちゃでしたが、19世紀ごろから赤い色付けがされるように。

というのも周辺に銅鉱山があり、銅の産出の際にできる酸化銅から生成される「赤い塗料」を使用したためです。さらに現地の伝統柄クルビッツをトールペイントの技法で施されるようになり、「赤の本体にクルビッツ柄」という現在の代表的なデザインが誕生しました。

ちなみにクルビッツ柄というのは、スウェーデンの昔から伝わる伝統的な花模様のことです。

 

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つまり、伝統的なダーラナホースというと

「本体が明るい赤で、馬具が白、緑、黄、青などクルビッツ柄で彩色された」ものになります。

最近は、本体が赤以外に、黄色・青・緑のものや無垢(彩色なし)のもの、またインテリアに合わせやすい白・黒など種類は豊富です。

 

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そして、北欧では馬、それも赤い馬は縁起がいいとされ、ダーラナホースをお守りとして置いておく家庭もあるようです。たしかに、北欧=赤の家、赤いポストなど、赤が好まれて使われていますね。北欧のグレイがかった空や雪の積もった冬景色に映える赤は、そのコントラストが綺麗なだけでなく、明るく元気なイメージから好まれるのかもしれません。

もしダーラナホースの色選びに迷っているのなら「縁起がよく気を高めてくれそうな赤」を選ぶと間違いないでしょう(お祝いのプレゼントなら尚さら)。あとは好みの問題やインテリアのテイストに合うか、というのがカラーを選ぶポイントです。赤以外、基本的に色による意味の違いはなさそうです。

 

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3.本場の有名なメーカーは?

Grannas (グラナス)社、Nils Olssons(ニルスオルソン)社が老舗ダーラナホースメーカーとして有名です。

 

Grannas(グラナス)社」は9人兄弟の長男であるグラナスさんにより1922年に創業された最も古いダーラナホースメーカー。兄弟と協力して製造工程を合理的に整え、伝統的なダーラナホース工房の基盤を作り上げました。現在も職人が手作業で製作したダーラナホースを、ダーラナ地方から世界中に届けています。

 

Nils Olssons(ニルスオルソン)社」も同じく老舗工房で、1928年にニルスさんとヤンネ兄弟が13と15歳の時に立ち上げた会社です。現在ニルスオルソンの家族により継承された工房では、伝統的なダーラホースの置物だけでなく靴や置時計などを製作し、木彫りと美しい絵付けの技術と伝統を今に伝えています。

 

どちらの製品も最近は日本でも店頭や通販で手に入れることができるようになりました。産業化し大量生産されるようになったのも理由の1つです。とはいえ、大量生産といっても機械を使用するのは材木を馬の型に抜く工程迄で、その後の「彫り」と「彩色」は現在も職人さんによる手仕事です。基本の型の場合、完成まで約1ヵ月以上の時間を要します。1つ1つ職人さんの手によって丁寧に仕上げられるので、それぞれ微妙に違う、世界でただ1つのものになります。全く同じものは二つとありません。

通販購入の場合など実際に選べない場合は難しいでしょうが、もし本場ダーナラ地方に行く機会があれば、ぜひ自分で手に取り確かめて「心にピンときた一体」と出会ってみたいものです。

 

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まとめ

本記事では、「ダーラナホースとは何?」という人のために、基本的な情報をまとめてみました。歴史と伝統が長い工芸品なので、調べれば調べるほどさらに奥が深いのは間違いないでしょう。

またダーラナホースは「幸運を運んでくれるアイテム」なので、大切な方へのプレゼントにも適しています。「出産祝い・内祝い・お誕生祝い、新築祝い・結婚祝い・ご結婚祝い 」など人生の節目にプレゼントすれば、きっと喜んでもらえるのではないでしょうか。

カラー選びに迷う場合は、縁起がいい「赤」がおすすめです。赤は飾るだけで、その空間をぱっと明るくしてくれる効果もあるのでお部屋のアクセントにもなりますね。手作業による木彫りの持つ、素朴で可愛らしいフォルムに、もらった相手もきっと癒されることでしょう。

この記事が皆さまの毎日にとって少しでもお役に立てれば幸いです。

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