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みなさん、「エケコ人形」ってご存知ですか?お髭をはやしたちょっとメタボ気味なおじさんが、頭にニット帽をかぶり、抱えきれないほどの荷物をくくりつけらえて陽気に笑っている、こんな人形になります↓↓
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日本でも以前テレビ番組で取り上げられ、一躍有名になったので「あっ、知ってる!」「見たことある!」という方も結構いらっしゃるかもしれません。ということで、本記事では「エケコ人形」を取り上げていきます。
1.エケコ人形とは?
幸せをもたらすアンデスの福の神
と言われています。
願いごとをお願いすれば叶えてくれる、幸運のお守りとして人々に親しまれてきました。南米アルティプラノ地方(ペルー南部からボリビアにかけて南北に延びる高原地帯)で受け継がれてきた古くからの風習です。
「エケッコー人形」と言われることもあります。
日本でも以前テレビ番組「世界仰天ニュース」で取り上げられ、エケコ人形のおかげで幸せになった人々の話が紹介されたことで、自分も欲しいという人が続出、ひそかなブームになりました。「結婚できた」「夢が叶った」「病気が治った」など今でも、知る人ぞ知る開運アイテムです。
また(特にペルーの方では)エケコ人形は人からプレゼントされるとより効果が高いと言われています。願いが叶ってほしい人へのプレゼントにもいいかもしれません。気をつけて欲しいことは、外見がちょっと怪しげなおじさんなので、もらった相手がエケコ人形について全く知らない初対面の場合は、きっとビックリすると思います(笑)。あげる時には、意味や扱い方もしっかり説明してあげましょう。
さて、エケコ人形ですが「偽物」もけっこう出回っています。本場ペルー産もしくはボリビア産だったら本物という人もいますが、人によってはそのどちらかしか「本物と認めない」と言う人もいます。ということで今回は、ペルー産とボリビア産の違いも見ながら、「本物と偽物の見分け方」についてまとめました。エケコ人形に前から興味はあったけど「なんだか怪しいし、本物かどうかも分からないし…」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
2.起源や歴史について
「本物」か「偽物」か判断するために、まずはエケコ人形の起源や歴史を見ていきましょう。ルーツや謂れを知ることで、本物かどうか判断しやすくなるでしょう。
歴史はとても古く、起源は15世紀のインカ帝国の時代に遡るとされています。
始まりについて諸説あり、
・インカの神ビラコチャと同じものである(ペルー・サンマルコス大学のセノン・デパス教授談)
・インカ帝国の首都であった歴史の町クスコ郊外の山に「帽子をかぶり荷物を背負った」神の象あり
・ティワナク文化の神事がインカ帝国に継承されたものである(ボリビアの考古学者カルロス・ポンセ談)
など記述が残っています。「神、また神事にまつわるもの」であったことは間違いないようです。
そして現代も続く風習に、エケコ人形が主役となる代表的な祭りがあります。
毎年1月24日にボリビアの首都ラパスで開催される、ミニチュア祭り「アラシータ」です。「アラシータ」とはマライア語(アメリカンインディアンの諸語の1つ)で、「私から買ってください」という意味です。祭りではエケコ人形をはじめ、エケコ人形に背負わせるたくさんの種類のミニチュアが販売されます。人々は1年の幸せを願い、それぞれ叶ってほしい願いに応じてミニチュアを購入します。そしてエケコ人形にたくさん背負わせ、
・祈祷師(シャーマン)に祈祷をお願いする
・大聖堂(カテドラル)へと持って行きお祈りする
・自宅に飾る
のが通例です。
また既に叶った願いに対して、そのミニチュアをエケコ人形にぶら下げて感謝を捧げる場合もあります。
ミニチュアをたくさん背負わせる習慣は、もともとマライア族の女性が「子を沢山産むこと」を願って身に付けさせたからと言われています。信仰などが排除された植民地時代に、エケコの風習は一旦禁止されましたが、のちに復活。現在に続いています。
祈祷の様子の動画です↓↓
インカ時代からの伝統が重んじられているであろう、厳かな神事であることがよくわかりますね。実際は、販売されているエケコ人形すべてがこのような祈祷を受けているわけではありません。こんなふうに、祈祷でしっかりパワーを注入されたエケコ人形ならどんな願い事も聞いてくれそうです。
3.本物と偽物はどうやって見分ける?
ルーツと歴史も確認したところで、本物かどうか見分けるポイントをまとめます。
・生産国はペルーかボリビアか
・「〇〇直輸入」「現地買い付け」など裏付けがあるか
・エケコ人形について詳細な説明があるか
・陶器かどうか
がチェックすべき点です。1つずつ詳しく見ていきます。
生産国はペルーかボリビアか
最近はメキシコなどペルーの周辺地域でもお土産品のエケコ人形が売られているようですが、本場のペルー製、ボリビア製かを確認しましょう。通販ショップなどでは生産国すらページに書いていないお店もありますが、信頼性に欠けるので購入しない方がいいでしょう。
偽物で多いのは、中国製・日本製です。
「エケコ風人形」なども「エケコ風」であって「エケコ人形」ではありません。名前、生産国表示をよく確かめる必要があります。
「〇〇直輸入」「現地買い付け」など裏付けがあるか
「ペルー直輸入」「現地買い付け」などの記載があるかも見分けるポイントです。もちろん字面だけでは信用できません。現地写真や買い付けのもよう、証明書など裏付けになる資料があるかも確認しましょう。
エケコ人形について詳細な説明があるか
販売者自身がエケコ人形のことをきちんと分かって売っているかどうかも大切なポイントです。以前ブームになった時に、流行にのってエケコ販売し始めたお店も多々あります。生産地や効果などよくわからないまま、『願いが叶いますよ』『幸運をもたしますよ』と言い切り型でうたっているお店はあまりお勧めしません。諸説あるのでそれも理解しているうえで、エケコ人形の歴史、効果、飾り方からお願いの仕方など、詳細に説明しているお店が信用できます。エケコ人形は、願いを叶えてくれる祈願用のお守りであり人の人生にかかわるものなので、提供する販売者側の高い意識が感じられるお店がいいでしょう。
陶器かどうか
本物は陶器製(セラミック製)です。実際持ってみた時に、やたらと軽い場合はプラスチックなど他の素材である、つまり偽物である可能性が高いです。本物はズシっと重さを感じるのもポイントです。そして陶器はとても割れやすいです。したがって梱包にもきちんと気を遣っているお店、かつ、梱包方法をきちん説明しお客さんに安心感を伝えているお店がいいでしょう。本物の陶器製エケコ人形を扱うなら必須なことです。
そして「ペルー製」と「ボリビア製」どちらが本物なのかも、意見が分かれるところです。ペルー、ボリビア両国とも「自国が本場」だと主張してやみません。
それぞれの主張は次の通り…
ペルー
インカ帝国繁栄の中心となったクスコはペルーにあるので、「インカの福の神」と言われるエケコの本場はペルーでしょ!
ボリビアの首都ラパスで開かれる、アラシアータ祭りで祈祷されたエケコ人形のみが本物だ。だからエケコ人形の本場はボリビアで間違いない!
たしかにどちらの主張も納得できます。ゆずれないのもわかります。ただ南米アルティプラノ地方全体で考えるなら、どちらも本物と言ってもいいのではないでしょうか。
3.「ペルー製」と「ボリビア製」の違い
・ペルー製は親しみがある顔立ち、ボリビア製はじゃっかん顔が怖い
・ペルー製のほうが手に入りやすい
・ペルー製のほうがプレゼント向き?
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ペルー製は親しみがある顔つき、ボリビア製はじゃっかん顔が怖い
ペルー製のエケコ人形はお土産用として作られているものも多く、親しみやすい可愛い顔立ちをしています↓↓
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ボリビア製のエケコ人形がこちら↓↓
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いかがですか?迫力がありますね。どちらがいいとかはありませんが、かなり表情が違います。
ペルー製がのほうが手に入りやすい
ボリビア製のエケコ人形は、「アラシータ」のお祭り前に作られるので、ペルー製に比べてあまり数はありません。通販などで売られているものの多くはペルー製で、ペルー製のほうが手に入りやすいです。
ペルー製のほうがプレゼント向き?
プレゼントに贈る場合は、顔立ちが可愛く親しみやすいペルー製のほうが無難かなと思います。きほんエケコ人形はお部屋に飾ってお祈りします。飾ってて可愛らしいエケコ人形は喜んでもらいやすいでしょう。もちろん強く切望することがあり、「アラシアータ」祭りでしっかり祈祷されたものじゃないといけない!とこだわりがある場合は、ちょっと手に入りにくいボリビア製をプレゼントしたら喜ばれるでしょう。
ボリビア製のエケコ人形はこちらのお店で購入できます↓↓
まとめ
本記事では、願いを叶えてくれる開運アイテムとして根強い人気のエケコ人形を取り上げました。偽物も多く出回っているということで、本物と偽物との見分け方をご紹介しましたが如何でしたか?エケコ人形を購入する際には、
・生産国は、ペルーかボリビア
・「〇〇直輸入」「現地買い付け」など裏付けがあるか
・エケコ人形を知り尽くした人が売っているか
・陶器かどうか
がポイントです。しっかりチェックして、ピンときた一体をお家に招き入れて下さいね。また、人からもらうとさらに効果を発揮すると言われるのでプレゼントやお土産にもおすすめですよ。
この記事が皆さまの毎日にとって少しでもお役に立てたら幸いです。
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