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赤ちゃんが生まれて名前が決まったら「命名書」を書いてその子の誕生をあらためてお祝いする家庭も多いのではないでしょうか。一般的に「命名書」を書くのは「お七夜」だ、と前回の記事でお伝えしました。
前回の記事はこちら↓↓
「お七夜」に書いた命名書は、だいたい産後1カ月の床上げやお宮参りの時期まで飾っておく場合が多いです。さて、この「命名書」ですが、「いったい誰が書くのか」また、きちんとした書き方や、飾り終わったあとの保存方法がわからないとの声をよく聞きます。
ということで本記事では、そのあたりを調べてまとめました。「命名書」を書くときは産後の何かと忙しいときです。慌てなくて済むように、しっかり確認しておきましょう。
1.誰が書く?
「誰が書くか」ちゃんとした決まりはありません。
「決まりはない」とはっきり言ってしまいましたが、正確に言うと、地域・家庭によっていろいろです。地域によっては、「名付け親が書くべきだ」とか「父方の祖父が書くべきだ」などとされますが、
最近では「誰でもいい」ようです
(もちろん古い慣例が残っているところではちゃんと確認が必要です。)
そして、書道のたしなみがある人が減ってきている現在では、
親族じゃなくても、
・書道が得意な人にお願い
・専門業者にオーダー
など「代筆」を依頼するケースも増えています。
他にも、
・ご利益があるからと近所のお坊さんに依頼
・長生きしてほしいからと近所の最高齢の人に依頼
したりする場合もあります。
もちろん、(たとえ下手でも)親自身が我が子への愛を込めて丁寧に書くのはすばらしいことだ思います。「命名書」を書いているときの様子を記念撮影しておけば、「これお父さん(お母さん)が書いたんだよ」と、あとで子どもに話してあげることもできますね。きっとすてきな思い出になります。
2.命名書の「書き方」
2-1.書き方の基本
まず準備するものは、
・奉書紙(半紙)
・筆、墨などの習字道具
そして「書き方」は大きくわけて2通りあります
「正式」な書き方と「略式」な書き方です
最近では「略式」で書く場合が多く、書いた後は壁や赤ちゃんの枕元に飾っておくのが一般的になりました。
2-1-1.「略式」の基本形
まず「略式」の書き方を説明すると、
①「命名」と書き、赤ちゃんの名前を書きます
②「父」と書き、その名前を書きます
③「母」と書き、その名前を書きます
④赤ちゃんの続柄を書きます(長男、次男、三男、長女、次女、三女など)
⑤赤ちゃんの生年月日を元号で書きます
2-1-2.「略式」の簡易形
さらに本当に必要なことだけを記入した、簡易形で書く人も増えました。
書いている内容は3点のみで
①「命名」
②「赤ちゃんの名前」
③「生年月日」
です。
2-2.「正式」な書き方
自宅に神棚があり、三方(さんぼう)にのせて飾ることができる場合は、せっかくなので正式な書き方で書くのもよいでしょう。
まず紙を準備して
・奉書紙(半紙)を2つ折りにする
・それをさらに縦3等分になるように左右から折りたたんで折り目をつける
・開いて必要事項を書いていく
という流れです。
仕上がりはこのようになります↓↓
では「どう書くか」というと(裏側の書き方について)
(中央)
①「命名」と書き、赤ちゃんの名前を書きます
②「父」と書き、その名前を書きます
③「母」と書き、その名前を書きます
④赤ちゃんの続柄を書きます(長男、次男、三男、長女、次女、三女など)
⑤赤ちゃんの生年月日を元号で書きます
(左)
⑥「お七夜」の日付を元号で書きます
⑦命名した者の名前を書きます
※⑦「命名した者」の名前は「親の名前(夫婦連名でOK)」です。名づけ親がいる場合は、親の名前の左側に記入します
書き終わったら、表側の「命名書」を上にして「三方(さんぼう)」にのせ神棚に飾っておきます。
「正式」な書き方、「略式」な書き方、どちらにしなければならないかというのは地域や家庭の考えかたによって変わってきます。ご自身の環境に応じて判断してくださいね。
3.保存方法
お七夜に書いた「命名書」ですが、産後1カ月(床上げやお宮参りの時期)ぐらいに飾っていたものを片付ける、というのが一般的です。
では、どうやってしまっておけばいいのか気になりますね。
本来のやり方では、
床上げの頃に「へその緒」と一緒にしまう
と良いそうです。
ただ、きちんとした決まりはなく、調べてみたら色々な保存方法が紹介されていました。
3-1.アルバムに保管
赤ちゃんの時の写真と一緒に、アルバムに保管する人も多いようです。アルバムの表紙にするというアイディアも。
↓↓こちらの「命名書台紙」は写真にくわえて「手形・足型」も一緒に残すことができ、大変人気です。
3-2.額に入れて飾っておく
きれいな額に入れて飾っておけばいつでも見ることが出来ます。
最近は「命名書」を書道家などプロや、達筆な人に代筆してもらうのも定番になってきました。美しい字と額で、インテリアとしても素敵ですね。
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3-3.神棚の奥にしまっておく
「正式」な方法で書いた命名書など、厳かすぎるもので普段飾っておくにはちょっと…という場合は、神聖な神棚に大切に保管しておくのがいいかもしれません。
3-4.実家にあげて飾ってもらう
普段孫に会えない、おじいちゃんおばあちゃんにプレゼントするというのも1つの方法です。「とても喜んでくれた」という声も聞かれます。飾りやすいように額などに入れてあげるといいでしょう。
3-5.保管まで考えた便利な商品がいろいろ出ています
準備の手間から、飾りやすさ、そして飾った後の保管しやすさまで考えられた、便利な商品もいろいろと販売されています。どれも「一生に一回のメモリアルイベント」を飾るステキな工夫ががほどこされたものばかり。ぜひチェックしてみてださい。
掛け軸タイプの命名書に、「へその緒」「乳歯ケース」「母子手帳」など赤ちゃんのメモリアルグッズをまとめて保存できる桐箱収納ケース付です。桐箱の表には、手書きで名前が入っています。
掛け軸タイプも大変人気です。くるくると丸めてコンパクトに保管できます。出産祝いとしてプレゼントで贈る人もいます。
写真入りの額ぶちタイプの命名書も、リビングや棚などにそのまま飾っておけるので大変人気です。赤ちゃんの名前をデザイナーさんが書いてくれます。
なんと木の命名書もありました!レーザーで名前が刻印されています。B6サイズと飾るのに程よいサイズ感で、リビングなどにいいですね。木の味わい深い木目がなんとも素敵です。
足型・手型も一緒に残せる「命名書」です。一番のポイントは、お子様の名前に応じて、言葉をつむぎメッセージを書いてくれることです。1人1人違います。例えば、「悠真くん」だったら「悠然とした純真な人物になりますように」といったぐあいに。心に響きますね。
まとめ
ということで本記事では、「命名書」はだれか書くものか、そして書き方・保存方法について取り上げましたが、何か参考になる情報はありましたか。
簡単にまとめると、
・だれが書くかは、地域・家庭によってさまざま
・最近は「だれが書いてもよい」
・書き方には「正式な」ものと「略式な」ものがあるが、略式で書く場合が増えている
・保存方法も決まりはなく、便利な商品も増えてる
になります。
以前と違って「命名書」のあり方も、現代のスタイルに応じて、より便利により積極的に楽しめるようになってきました。お子様への愛をカタチにする大切なイベントです。ぜひご家族で素敵な思い出を作ってくださいね。
この記事が皆さまの毎日にとって少しでもお役に立てたら幸いです。
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