こんにちは、めぐーるギフトです。このサイトでは、ギフト選びで悩んでいる方へのお役立ち情報を、最新トレンドも交えてお届けします!
カップルがペアリングやペアブレスレッドなどのお揃いアクセサリーを身につけたり、仲の良いお友達同士でお揃いコーデをしたりするのが、流行っていますね。
また、彼氏彼女や親友などに「これ、お揃い」といってプレゼントした、された経験がある人もけっこういるのではないでしょうか。「同じものをお揃いで一緒に身に着ける」さらには、「特定の誰かに自分と同じものをプレゼントする」というのは、すごく特別なことのように思いますが、そこには一体どんな心理的な理由があるのでしょうか。
とうことで、本記事で「お揃いのものを持つ」行為に隠された心理についてまとめてまいります。
これを知ることで、皆さんが周りの人といい人間関係をきずくためのヒントが1つでも見つかるかもしれません。今まさに誰かとの「お揃い」アイテムをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.「お揃い」に秘められた心理とは?
本来「お互いがつながっている」というのは意識レベルで心が感じとるものだと思いますが、目に見えるカタチで「お揃いのモノ」を持とうとする行為は、そこに心理的欲求が隠されているからにほかなりません。どんな思いがあるのか、理由・目的は何なのか、本人の思考やお相手との関係性でもかわってきます。いろいろなケースがありますので、1つ1つ見てまいりましょう。
1-1.つながりを感じたい
互いが同じものを共有していることで「つながっている」「一人じゃない」という安心感を得たいという想いです。つらいときや心細いときの「心の支え」になります。とくに、忙しくて会えない日が続いたり、ゆっくり話せる時間がないときに、それを見ることで相手を感じることができます。もちろん、つらい、寂しいなどのマイナスの気持ちを感じた時に、自分なりの方法で気持ちの切り替えができたらいいですが、どうしても相手の存在に頼ってしまうときがあります。「お相手ありき」で依存してしまってはいけませんが、「心の拠り所」としてお揃いのモノを持つのは悪くないでしょう。心の安定、やる気やモチベーション維持につながる効果も期待できます。
1-2.安心感を与えたい
お揃いを持つことで自身が安心感を得たいだけでなく、相手に「安心感を与えたい」場合にも「お揃い」アイテムは有効です。とくに恋愛や友達関係において、たがいを特別な存在だと認識したい人、またそのことを何らかのカタチで定期的に確認したい人が、一定数いるように思います。寂しがり屋や心配性の人に多いですね。人によっては確認できないと不安に思い、日々の出来事すら手に付かなくなってしまうことも。相手がそういうタイプの場合、お揃いアイテムが目に見えるカタチの「証(あかし)」となり、効果を発揮します。たとえば、男性が付き合っている彼女のことを大切だと思っていても恥ずかしくて言葉で伝えられない場合、「お揃い」のモノをちゃんと身につけることで、それを確認した相手を安心させることができます。このように「無言のメッセージ」としてもお揃いのモノは有効です。
1-3.結束力を強めたい
仲間やチームなどの組織で「お揃い」のユニフォームに身をつつむことがあります。そこには仲間意識を向上させるともに、最大限成果がだせるよう、たがいの結束力を強めたいという考えがあります。
また、集団に属したときの人の心理として「同調性バイアス」が働きやすい(つまり、人と違う行動はしたがらない)、と言われます。人によっては「みんなと同じ格好をするなんて無理!」と個性を強く持った人もいますが、大半の人は組織の中では無意識に「まわりと調和する」行動をとろうとします。とくに和を重んじる日本人はその傾向が強いので、「お揃い」アイテムによる気持ちの結束が強い気がします。典型例として、日本のプロ野球の試合では、ファンがそのチームのユニフォームを着て応援していますよね。球団によっては「〇〇デー」と題してそのつどテーマカラーのユニフォームを配ったりもしています。選手も監督もファンも、みんながおんなじユニフォームを着て心1つに頑張る、といったところでしょうか。
1-4.ファッションとして楽しみたい
カップル、友達、親子などで「お揃いコーデ」をしている人たちをよく目にするようになりました。全く同じ格好をするパターン、色違いを着るパターン、部分的にリンクさせるパターンなどさまざまですが、1人ではなく2人~複数人そろうことではじめてコーディネートが完成する、といった感じです。「お揃い」をファッションの一部として捉えた、より積極的な愉しみ方です。本番の外出時に向けて、ショッピングなどの準備段階から「あーだこーだと意見交換をする」、ある意味すごく気合の入った行為ですね。「お揃いコーデ」はとくに若い女性に人気ですが、おしゃれを楽しみたい願望と、若い女性ならではの親和欲求(つまり、誰かと同じがいいという気持ち)を満たす行為だと考えると納得できます。
ディズニーランドやUSJといった非日常の場所だからか、「お揃いコーデ」している人がたくさん増えました。
親子でお揃いというのは、とても微笑ましいです。
↓↓ここからは(本人たちにそういう意識はないかもしれないので)あくまで想像にすぎませんが、考えられる深層心理に迫ってまいります。
1-5.仲良しアピールしたい
周囲の人に「自分たちはとっても仲良し」「特別な関係」ということを知ってもらいたいときにも、「お揃い」アイテムを身につけることがあります。街中など普段の何気ない日常で、ペアルックのカップルなどを見かけると「本当に仲が良いんだなー」と思いますよね。
1-6.自慢したい
周りに見せぶらかしたいという心理が根底にある場合もあります。もちろん「お揃い」を身に付けているお相手やお相手との関係性が、「周りに自慢したい」と思うほどであることは、ある意味「素晴らしいこと」です。「すてきなパートナーと付き合っている」「すごくいい友達に恵まれている」などのアピールしたいのでしょう。ただ、人によっては「幸せ自慢」「仲良し自慢」に受け取られ、煩わしいと思われかねません。今は「お揃いアイテム」「お揃いコーデ」がSNSで盛んにアップされていますが、あまりに頻繁だと周りは白けてしまいます。何事もほどほどがいいでしょう。
1-7.束縛したい
お互いが好んで「お揃いのモノ」を身につける場合は問題ないですが、相手が望まないのに「お揃い」アイテムを強要してしまう行為は、実は「束縛したい」「独占したい」という気持ちの表れと言えます。カップルや親友関係において、「この人は自分のもの」「他の人にとられたくない」という気持ちは誰しも多少は持っているものです。独占欲ともいわれますが、その欲を満たすべく「お揃いのモノ」を身に付けさせ、自分たちの関係を邪魔するものを近寄らせないという思惑があります。動物が自分の縄張りに自分の匂いを つけて、周りが寄ってこないようにするマーキング行為と似ています。相手が「お揃いなんて恥ずかしい」「こんなの趣味じゃない」「自分は誰のものでもない」などの考えの場合は、自分の価値観を押し付けないよう注意が必要です。
2.「お揃い」を好まない人へのお願い
大好きな人との「お揃い」は、上で述べた心理的欲求を満たすうえで有効ではありますが、好まない人がいるのも事実です。
またさらに自分があげたプレゼントの場合、それを身に付けてくれないとなるとダメージは計り知れません。きっと根底には「せっかくあげたのに」という想いがあるからだと思いますが、それはリサーチ不足以外の何物でもありません。
「お揃い」を好まない理由としては、
・恥ずかしい
・趣味が合わない
・なんの証しにもならない
・マーキングされているようで嫌だ
などが挙げられますが、相手とのより良い関係を保つためには、相手の気持ちを確認し、尊重することが何より大切です。
そして、それでも「どうしてもお揃いのモノが持ちたい」とあきらめきれない場合の対処法をご紹介します。
2-1.私メッセージで素直な気持ちを伝える
人間関係を円滑にするためには、「あなたメッセージ」ではなく「私メッセージ」で、相手に自分の気持ちを伝えるのが良いとされます。「あなたメッセージ」は「あなた」が主語、「私メッセージ」は「わたし」が主語になったメッセージなのですが、
ここでも、
【あなたメッセージ】:(あなたは)どうしてお揃いにしてくれないの!(あなたは)どうして気持ちをわかってくれないの!
というように、「あなた」を主語にすると相手に不満をぶつける・相手を非難するメッセージになりがちですので、
【私メッセージ】:あなたは嫌かもしれないけど、もし「お揃い」のモノを持っててくれたら、不安を感じやすい自分はそれを見るだけで安心できる(元気が出る)!
といった具合に、「自分はどう思うか・感じるか」と、素直に自分の気持ちを伝えてみましょう。そこまで言うなら少しぐらいは、と理解してもらえるかもしれませんよ。
2-2.さりげない「お揃い」を提案する
あからさまなペアルックは無理でも、一見「お揃い」とは気付かれない、さりげない「お揃い」なら受け入れてもらえるかもしれません。
例えば、
・小ぶりのアクセサリー
・スマホアクセサリー
・香水
・靴のブランドを合わせる
・服の色を合わせる
など、場合によっては相手に「お揃い」であることを秘密にしておいて、自分だけで勝手にテンションを上げるというのも悪くない気がします(笑)。
まとめ
ということで本記事では、「お揃いのモノ」をプレゼントする・プレゼントされた場合に考えたい、心理的な理由についてまとめてまいりました。互いの関係性によって、「お揃いのモノ」が持つ意味・効果はそれぞれ変わってくることがわかっていただけたのではないでしょうか。
たしかに、コミュニケーションを通して本当の意味で理解し合うことは大切でしょう。がしかし、安心感を得たり、仲間意識が強まったりと、プラスに働く部分も多いので、「お揃いプレゼント」を相手のよりよい関係性を築く手段にしてもらえたらと思います。
この記事が皆さまの毎日にとって少しでもお役に立てたら幸いです。
コメント