こんにちは、めぐーるギフトです。このサイトでは、ギフト選びで悩んでいる方へのお役立ち情報を、最新トレンドも交えてお届けします!
さて、70年代に流行った「マクラメ」がブーム再来のようですが、皆さん「マクラメ」と聞いて一体何のことかわかりますか?
簡単に言うと、「ひも結んだり、編んだりすることで生まれる装飾・模様、またその編み方」のことです。ペンダントやピアス、ブレスレットといったマクラメジュエリーに、衣服、インテリア小物やタペストリーなど多様なものに使用され、その魅力が再認識されつつあります。また「ひもを結んで生み出された装飾・模様」は、人の歴史において、ただの飾りとしてだけでなく、それ以上の重要な意味を持つものとされてきました。
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ということで本記事では、「マクラメ」とは何か、そのルーツと魅力を歴史の観点から探ります。さらにマクラメ編みで作るマクラメジュエリー情報もまとめましたので、ぜひ参考にご覧ください。普段づかいできるノスタルジックでおしゃれなアイテムとしてだけでなく、ハンドメイトすれば心の込もった贈り物にもぴったりですよ。
1.マクラメとは何?
1-1.その意味は…
マクラメとは何かと言うと…
マクラメ(Macrame/macramé)
1.結ぶこと、編みこむことで装飾・模様が生まれる編み方の技法のこと。
2.装飾的にひもを結んでものづくりをするクラフト全般のこと。
3.南米で伝統的に受け継がれる石や木と紐を合わせて作る装飾アクセサリー。
最近は、アクセサリーのみならずインテリアなど空間を彩るアイテムとしても取り入れる人が増えてきました。
マクラメ編みの語源は、アラビア語の「格子編み」を意味する”ムクラム(macrame)”に端を発しているとされます。
1970年代にフォークロアやボヘミアンスタイルが流行ったときに、日本でも脚光を浴びました。
ちなみに、フォークロア(folklore)とは、
フォークロアとは「民俗」の意味で、ファッションでは民族調のスタイルを指す。2002年に大きなトレンドになった。チュニックや刺しゅうを施したショール、ティアードスカート、マクラメのベルトなどが代表的アイテム。ボヘミアンには、より自由で気ままなイメージがある。いずれも、ロマンチックで夢のある雰囲気が特徴。(上間常正 朝日新聞記者 / 2007年) 出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
そしてここ数年、その「マクラメ」ブームが復活。歴史と伝統に裏付けされたその良さを、現代のスタイルに合わせてモダンに楽しむ傾向にあります。ナチュラル素材を使用した手作りならではのやさしい雰囲気は何にでも自然と調和すると、じわじわ人気が高まっています。
1-2.マクラメの歴史
「マクラメ」=「装飾的にひもを結ぶ」行為が、世界のどの地域で発祥したかについては諸説あり、はっきりしたことは分かりません。
一説を時系列的にならべると、
【中世7~8世紀】
世界の最先端であったイスラム文化圏で発展、ラクダの鞍や袋の飾り房に使用。
↓
アラビア人によってイタリア(もしくはスペイン)に伝えられる。
↓
ヨーロッパ各地で独自に発展、寺院の装飾品や僧侶の衣服、房飾りとして広まっていった。
【大航海時代15~17世紀半ば】
マクラメ編みを施した美しい装飾品がヨーロッパからアメリカ・南米へと伝来される(スペインからメキシコへ、フランスからカナダのネイティブアメリカンへ、イタリアのジェノバからアメリカへ…といったように)。現地文化と融合し、独自の発展を遂げていく。
【16~17世紀】
ヨーロッパで女性のファッション装飾として流行。
【18世紀】
ヴィクトリア王朝時代のイギリス宮廷で流行、細い糸を使用した繊細な「マクラメ装飾を作る」「マクラメ装飾を身に付ける」ことが貴婦人たちのたしなみに。
このように「マクラメ」の技法が世界各地に広まっていくとともに、「マクラメ」という言葉も世界中で通用するものになりました。今では英語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語などの言語でほぼ共通のスペル「Macrame/macramé」が使われています。
そして日本国内においては、
ヨーロッパから世界各地に広まった「マクラメ編み」は、日本にも伝わってきました(縄文時代~)。有名なものとして、聖武天皇の「結び紐(国宝・正倉院に収蔵)」のほか、鎧や馬の鞍飾り、さらには、茶道の御道具や神聖な儀式で使用する神輿の装飾など、使用例を挙げればキリがないほど、様々なものが影響を受けています。
下の写真の、「房飾り」などもそうです。
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ただ個人的な意見ですが、それが外部(日本以外)からの影響なのか、内部発生的に国内で起こったのかは、本当のところ正解はだれもわからないと思います(それは日本国内に限ったことではないですか…)。
つまり、人々が生活の知恵の1つとして「ひも状のものを結び、編み、組んで」暮らしに必要な道具を作り出すなかで、せっかくだから「装飾性を持たせよう」と発想しても何ら不思議ではないと思います。
そして特に日本では、古来より「万物すべてのものには神(八百万の神)が宿る」という独自の考えが根付いています。したがって、ひもを編んで作り上げた装飾紋様についても、「神が宿るもの」として神格化させ、「五穀豊穣」「無病息災」などの祈りや願いを込めて信仰に用いてきました。その伝承は、親から子へ、子から孫へと代々伝えられ、今もなお続いています。
現在のように手芸としてのマクラメが親しまれるようになったのは、西洋文化がたくさん入ってきた明治時代以降と言われています。日本でのブームで記憶に新しいのは、1993年のJリーグ発足時の「ミサンガ」大流行。2010年頃からは天然石・パワーストーンと合わせた南米流の「マクラメジュエリー」が、ハンドメイド好きやパワーストーン好きの人たちを中心にたいへん人気となっています。
南米では、ヨーロッパから「マクラメ編み」が伝来されて以降、先住民族や南米の少数民族たちの文化と融合しながら、ヨーロッパとはまた違った独自の発展を遂げてきました。天然石や樹木をマクラメ編みの技法で装飾したものが主で今に受け継がれていますが、南米を訪れた日本人の中にはその魅力にはまってしまい、現地で伝統技術を身に付けたいと希望する人も少なくありません。帰国後、マクラメ作家さんとして製作活動をしたり、教室やお店を開いたりされる方も増えています。「マクラメの魅力を日本にもっと広めたい」と普及に励まれ、今の「マクラメ」ブームの再来はその方々の精力的な活動の結果にもよるところも大きいです。
2.大人気のマクラメジュエリー
ということで、「マクラメ」についての基本的なことをお伝えしてまいりました。ここからは、人気のマクラメジュエリーについてお役立ち情報をまとめます。世界にただ1つの素敵な「マクラメジュエリー」をゲットしたい方、ハンドメイド作品を作りたい方などのご参考にになればと思います。
2-1.おすすめ通販ショップ
2-1-1.ハンドメイドアクセサリーSHOP「Stone garden you」
ひとつひとつ心を込めて制作した天然石アクセサリーを販売されているSHOPさんです。マクラメジュエリーは、ネックレス、ブレスレットをはじめ、リング、ピアス、イヤリング、帯留めまでバリエーション豊富に販売されています。取り扱われている石の数もたくさんで、誕生石をはじめ、それぞれのパワーストーン天然石の持つ意味・色・効果をもとに、あなたにハッピーをもたらしてくれるマクラメジュエリーがきっと見つかるでしょう。
2-1-2.ハンドメイドアクセサリーSHOP「LUZ healing stones」
こちらは2017年10月にオープンされた天然石を使ったアクササリーのSHOPさんです。世界各地でコレクトした天然石を使いアクセサリーを制作、販売されています。「ひとつひとつ選んだ石を使ってシンプルに編んだり石に合わせデザインを施したりと石の魅力を引き出せるようにアクセサリーを作ることを心がけています。(ルース店主)」とのことで、世界にただ1つの天然石の良さが最大限に引き出された、お気に入りの一品が見つかると思います。販売元:LUZ healing stone 楽天市場店
2-1-3.A fragment of stars
プロフィールを紹介させてもらうと、
「愛と宇宙と青い空、そこに輝く星たちの、想いと願い、記憶をコンセプトに。天然石を使用したマクラメ編みのアクセサリーを制作しています。より自然に、より自由に。忙しい日常の中で、ほんのひと時だけでも、宇宙や自然を身近に感じられますように、、」
販売元:minne A fragment of stars
という想いで、マクラメジュエリーを制作販売されています。美しい天然石とハイクオリティーなデザイン性でファンの方もたくさん。minne以外でも、本店サイトでも購入可能です。壮大な宇宙や自然を身近に感じ、活力となるエネルギーを注いでもらえそうですね。
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2-2.ハンドメイドで作りたいなら
丁寧に気持ちを込めて自分でつくった作品は、感動もひとしおだと思います。特にジュエリーは、身体に身に付ける「守護石」のようなもの。ぜひハンドメイドにも挑戦してみませんか?
2-2-1.おすすめの本
繊細な編み方で、大人の女性が普段使いできるおしゃれなマクラメアクセサリーが紹介してあります。ブレスレットを中心に、ネックレス、リング、ピアスなどを掲載。ブレスレットとピアスがあらかじめコーディネートされた物も紹介されています。基本的な結び方について、写真や絵でわかりやすく解説されているのもポイントです。購入者の声を紹介すると、「始めて間もない初心者です。いろいろと作りたい作品が載っていてスムーズに編み始めることができました。」「素敵な作品の作り方がたくさん出ている本です。結ぶ順番も表示してあるので分かりやすい。購入して良かったです。」など評価も高いです。
マクラメアクセサリーが、ブレスレット、リング、ネックレスなど93点掲載されていてたっぷり作れます。基本の作り方は、プロセスごとに写真付きで丁寧に解説があり、初心者の方でも大丈夫だと思います。
2-2-2.通信講座で学ぶ
フルカラーのテキストと先生の手の動きがよくわかるDVDがついて、マクラメやビーズアクセサリー作りが初めての方にもおすすめです。講座を通して、上品で洗練されたネックレスやブレスレット、リングと、バラエティに富んだアクセサリー7作品9アイテムを作ることができます。必要な道具や材料もすべてセットで届くので、教材が届いたその日からアクセサリー作りができます。全7作品のレッスンを通じて、マクラメの基本的な結び方12種類42技法がムリなく習得でき、慣れてきたら、オリジナル作品作りも楽しめるでしょう。添削課題をすべて提出し認定基準に達すれば、講座修了後に「マクラメジュエリー認定インストラクター」登録も可能です(希望者のみ、別途認定料・登録証が必要)。教室や講座を開いたりと、活躍の場が広がります。
「楽習フォーラム」とは、「生涯学習の普及推進を主とし、ハンドメイドクラフトのプロフェッショナルを育成・輩出を目的に、通学、通信講座により資格・認定取得できる技術認定講座を開催しています(HPより抜粋)」ということで、ファブリックのハンドクラフトから、フラワーアレンジメント、フードアートなど幅広い資格取得が体系的なカリキュラムを通して学べます。マクラメジュエリーは、「オリジナルコース」「スタイリッシュコース」の2コースがあり、段階的にマクラメジュエリーの技法が習得できます。全ての作品を完成させて審査に合格出来たら、一般社団法人生涯学習開発財団が発行する「マクラメジュエリー技能認定証」が取得可能です(別途料金)。
オーナーさんは、年間のべ500人の方にマクラメ編みのレッスンをされながら、オリジナル天然石ジュエリーの製作・販売をされています。ジュエリー作製に使用する石は、定期的に海外買い付け(主にインド)に行かれる程こだわってあります。2014年にマクラメ編みのワークショップを開始、現在は神戸・東京・岡山でマクラメアクサリースクールを定期的に運営されています。対象は初心者の方からマクラメ作家としてプロを目指す方まで幅広く、充実のレッスン内容です。通信講座もあります。詳細は直接HPでご確認下さい。
オーナーさんのブログ「ALANKER macrame lesson」
製作された天然石マクラメジュエリーSHOP「ALANKER」
2-2-3.動画で学ぶ
youtubeチャンネルで「マクラメジュエリー」の作り方を発信する方も増えてきました。ある程度、作り方の基本が身に付いている方なら、動画で見つけた気に入った作品にもどんどんチャレンジできるかなと思います。
チャンネル登録者数が1.4万人もいる、大人気チャンネルです。マクラメアクサリーだけでなく、ビーズアクセサリーの作り方、天然石の説明、スピリチュアルに関することなどコンテンツ豊富にアップされています。
「マクラメ天然石アクセサリーと占星術のお店」を運営していらっしゃる方のyoutubeチャンネルです。丁寧な説明付きで、作製されている手元が確認できます。
2-2-4.おすすめキット
スターターキット(DVD販売もあり)
販売:minne MAKTUBDVD’S GALLERY
これからマクラメ編みを始めるという方にオススメのスタートキットです。セット内容は、「ボードとクランプのセット」「天然石カボション」「ワックスコード糸4色セット」「天然石ビーズセット」。7年間マクラメ編みを作られてきたオーナーさん厳選のおすすめ道具で、ベテラン作家さん達にも支持されています。DVD販売も行ってあり、そちらはマクラメ編みの基本や、海外での買い付け、石の販売をしたい人への役立つ情報など盛りだくさんの内容ということです。
マクラメ編みは道具を使わなくても出来ますが、やはり専用の道具があると大変便利です。固定台や、ピンセットや鉗子などがあれば、細かい作業もしやすくなります。レビューでも「マス目がついていることがこんなにも便利なのかと感動しました。今まで100均のコルクボードを使っていましたが、やはり比べ物になりませんね。」「 しっかり、コードを固定して、編みやすかったです。」と満足されている方が多いようです。
まとめ
以上、本記事では「マクラメ」を取り上げ、そのルーツや魅力に迫ってまいりましたが如何だったでしょうか?
人々の生活や文化・地域の風土に培われた、大変歴史の深いものだということがお分かりいただけのではないかと思います。そんな遥か遠い昔を呼び起こさせる、ノスタルジックな側面もマクラメ製品、マクラメジュエリーの魅力の1つです。ブーム再来で、販売店はじめハンドメイド教材・教室なども充実してきていますので、興味を持たれた方はぜひ挑戦してみてくださいね。
この記事が皆さまの毎日にとって少しでもお役に立てたら幸いです。
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